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2018年1月26日更新

我々の弁護士は、民事裁判が可能かどうかの評価を行う審査官に対して意見を提示できるように、法学者へ専門的意見を要求しています。専門家たちからは、前回の投稿に書いた、法的に民事再生が可能かどうかに対する2つの問題を、どのように解決していけるかという事に対して、意見をもらえればと思っています。目標としては、審査官に民事再生を法廷にて推奨してもらうという事になります。

我々の弁護団は、2月1日に審査官と現時点での専門家たちの意見を元に話し合いを行い、対応方針が間違っていないかの確認を行います。審査官が法廷に結果を報告する期限は2月末のため、これから状況に合わせて柔軟な対応を行って行くことは可能です。

もし、民事再生が受けいられれば、どのように民事再生へと進められて行くかは、専門家たちが、破産法や民事再生法の制限内でどのような進め方を勧めるかによります。Mt.Goxの資産がどのように分配されるべきかという議論が起きていますが、我々債権者たちが、何が欲しいか選べることはないでしょう。そうなるよりは、法が何が可能かを決め、我々がそれに同意するか、破産のまま勧めるかを選ぶ事になります。

もし、民事再生が承認されれば、弁護士によると、債権者たちによる投票は次回の3月の債権者集会には間に合わないでしょう。私の理解によると、債権者の投票は、民事再生の許可に対するものでなく、民事再生の計画に対するものでしょう。計画は、専門家たちの法的制限に対する意見を元に作られ、それが民事再生を許可する事になるでしょう。また、この計画をまとめ上げるのは管財人の責任となるでしょう。もし法廷が、その計画が異論の余地なく債権者のためであると判断したのであれば、私たちは投票を行う必要はないかもしれません。この事については、はっきりとはしていません。それは、専門家たちが、どのように法の中で計画を進めて行くかによると思っています。どちらにしろ、状況が進展してくれば、わかってくる事と思います。